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末木耳鼻咽喉科医院 〒222-0037 神奈川県横浜市港北区大倉山 3-12-16 TEL:045-545-3387 |
耳鳴り・難聴 |
【聞こえの仕組み】 |
音は空気の振動で耳の穴から入り、鼓膜を振るわせ、鼓膜についている耳小骨を伝って頭蓋骨に埋まっている蝸牛(内耳)の中の水を動かし、 この動きを脳から来ている神経が感じて脳の 聴覚野に届けます。
この過程に異常が起きることにより難聴が 起きます。 |
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■難聴の種類 |
1)伝音難聴 耳の穴から耳小骨までの間の異常によって起きる難聴 滲出性中耳炎や耳垢栓塞が代表 2)感音難聴 蝸牛から脳の聴覚野までの異常によって起きる難聴 突発性難聴や加齢による難聴が代表 3)混合難聴 伝音難聴と感音難聴の両方が起きている状態 慢性中耳炎が代表 |
突発性難聴:原因不明の突然聞こえが悪くなる病気 |
"片方の耳が" |
・目がさめたら聞こえない。 ・何もしないのに急に耳鳴りがして 聞こえなくなった。 ・めまいがし始めた。 |
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早め(1週間以内)の治療が肝心。 |
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聴力検査で中〜高度感音難聴 他の急性感音難聴の病気ではないことを確認。 |
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発症後2週以内の治療により聴力の回復が望めますので 早期受診を!
1ヵ月以上経つと治療効果は低くなります。 安静・薬・高圧酸素療法など。 |
低音障害型急性感音難聴 |
低い高さの音だけ聞こえにくくなる病気。 内リンパ水腫が原因と考えられている。 |
"片方の耳が" |
・急に聞こえにくいような。 ・耳が詰ったような。 ・水が入ったような。 ・圧迫されているような感じ。 |
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カゼの時の耳詰まりと同じような症状なので要注意。 |
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聴力検査で低い音域の感音難聴を確認。 |
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安静・薬・自然治癒も期待できるので発症1〜2日は経過を見ることも。 |
ムンプス難聴 |
おたふくかぜのウィルスで起きる難聴。 |
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・おたふくかぜの時、片方聞こえなくなる。 |
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こどもに自分から訴えてもらう事は期待できないのでおたふくの時は 片方ずつの聞こえに注意しましょう。 |
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おたふくかぜの時の感音難聴・定期検診で一側の難聴として見つかることも多い。 |
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薬だが治らないことが多いので、おたふくかぜのワクチンで 予防しましょう。 |
外リンパ瘻 |
内耳のリンパ液が漏れる病気。 |
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・ハナをかんだり息んだ時クラクラして片方の耳 (ミミ)が聞こえにくい。 ・耳(ミミ)で水が流れるような音がする。 |
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典型的な症状で無い事も多いので診断が難しい。 |
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手術的に鼓室にリンパ液が流れ出しているのを確認。 |
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軽い場合は安静+薬 手術でリンパ液が漏れている所を塞ぐ。 |
メニエール病 |
内耳のリンパ液が増えてしまう病気。 |
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・片方の耳で耳鳴が始まったり、ミミが聞こえにくくなる。 ・とほぼ同時にグルグルまわるめまいがしばらく(長いと数時間)つづく。 ・同じような発作を繰り返す。 |
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症状が出ている時、気持ち悪いし歩くのも大変で申し訳ありませんが、診察を受けていただくと診断がつきやすいです。 |
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聴力検査とめまい(眼振)検査で発作が起きている時には 診断できます。
但し初めての発作の時はA低音障害型急性感音難聴と区別が つきません。 |
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発作時は安静+薬。 発作時以外は規則正しい生活を重症では手術も。 |
耳鳴 |
ミミで変な音(キーン・ジー・ブーンなど)がする・難聴に伴うものが多いが 原因不明のものが多い。 |
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・静かな所で音が聞こえる。 ・頭が鳴っているよう。 |
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鼓動と同期する脈を打つような耳鳴りは危険な事が多い。 |
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聴力検査 MRI 血液検査など 原因がわからないものが多い。 |
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原因のわかるもので可能なものは原因の治療を。 その他は薬・マスカー療法・TRT・自律訓練法・など。 |
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